スコットランドのパイプの聖地へ
この週末はグラスゴーへ。
電車に乗るために駅へ向かう際に、いつもは無い沢山のアイルランドの国旗が。
アイルランドのユニフォームやマフラーを路上で販売する方がいたり、緑の帽子をかぶっている方がいたり。
セイントパトリックデーの準備なのでしょうか…?
様子を見たいと思います!
本日はというと、2つのコンサートを見てきました。
1つめのコンサートは、去年のスコットランド音楽のコンペティションでファイナリストになった方々の演奏。
同年代のスコットランドの音楽家の演奏はとても刺激になりました。
優勝されたコンサティーナを演奏するMohsenさんの演奏は本当にすごかったです。
力強く、時には繊細で、こんなにコンサティーナで様々な表現ができるのかと驚きでした。
→昨年のコンクールの演奏
そして、演奏後にコリーナが登場。
今年のケルティックコネクションの運営に携わっていたようで表彰されていました!
今月はケルティックコネクションのおかげで、かなりコリーナに会えた気がします。
そして、夜は初めてのスコットランドのパイプの聖地、「ナショナル・パイピング・センター」へ。
この中にパイプミュージアム、ホール、レストラン、ホテルがあり、今夜のコンサート会場となっていました。
目的は、シェットランド諸島で友達になったロスのコンサートです。
会場に早く着きすぎて、受付のお姉さんにどこか見るところは無いか相談すると、閉まっているミュージアムを特別に空けてみる!と言ってくれたのです…。
しかし、鍵を空けて入ると防犯アラームが建物中に鳴り響いてしまいました…。本当に申し訳ない気持ちになりました。
何とかアラームがおさまり、お姉さんにお礼を言って結局外で待ち、いよいよ本番。
フィドル : Ross Couper
ギター : Tom Oaks
とスペシャルゲストによるコンサート。
演奏は素晴らしく、会場は熱気に包まれました。
ロスの演奏はかなり個性的で、スコティッシュなのですが、どこかロックにも近いような感じのする演奏です。
曲のスピードは驚くほど早く、かなり挑戦していて、まさに音色が彼自身を表しているような気がします。
自らの世界観を作り出し、ファンを惹きつけていて、本当に勉強になりました。
そして、スペシャルゲストがレジェンド的な存在のギタリスト、ティム・エディーでした。
よくゲール語専門チャンネルBBC ALBAに出演されていて、テレビでいつも演奏を聴いていたので、ご本人の生の演奏が聴けて本当に幸せでした。
彼の創り出すコードが素晴らしく、驚くほど素敵な演奏でした。。。
素晴らしいコンサートの時には夢の中にいるような感覚になり、いつも終わらなければ良いのにと思います。
幸せな音楽に包まれた時間と、苦しい現実を行ったり来たりしている留学生活です。