2016-07-08

留学4ヶ月目。今までを振り返る

イギリスに来てから早いもので4ヶ月が経ちました。

ここまで、本当にあっという間。
けれどもとても内容の濃い4ヶ月でした。
こちらへ来た当初は、家もハープの先生も、実は約束されているものは何もなくて、上手くいかなければ帰国しなければいけない状況でした。

最初の1ヶ月はイギリスでの生活基盤を整え…
次の2ヶ月半はハープのレッスンに通いながらの大学の語学学校が中心の日々。

毎日をどう過ごすか、どうやって学校の合間にハープの練習時間を確保するかの勝負の日々。
運良く目指している音大の先生のレッスンに通う事が出来ましたが、見放されては終わりなので1回1回のレッスンにも必死でした。

(他の先生にも習っており、練習曲がかなり多いのが大変です!)

そんな時、思い出したのが数年前に聞いた世界的指揮者 飯森さんのお話。
飯森さんはドイツへの留学中毎日4時に起き、真剣に音楽と向き合ったそうです。
音楽家にとって留学期間は人生の中でも音楽に集中できる大切な時間だとおっしゃっていました。

その話に助けられ、何とか日々過ごしていました。
その間にエディンバラで演奏の機会を頂けるようになったり…少しずつですがこの地に馴染んで来た気がします。

ようやく生活に慣れ、楽しく生活していましたが、実はこの4ヶ月目に入って、なぜかすごく日本が恋しくなっています!!!!
長年夢に見てきた留学で、本当に贅沢な時間ですが…日本の生活が何だか恋しいです。

この時間を楽しめるよう心がけたいものです

この4ヶ月の中の最も印象的な出来事は、やはり新しいハープの先生との出会い。

その中で気づいた事は必ずしも「素晴らしいパフォーマー=素晴らしい先生」では無いということ。
演奏者の中にはパフォーマンスに突出している方もいれば、生徒の技術ややる気をを伸ばす才能を持つ方もいるという事を学びました。

先生とは相性もあり、どの先生の下で学ぶかが今後の人生に大きな影響を及ぼすと感じています。

今の先生は今までに出会った事のないタイプの先生。
いつも限界を越えないと乗り越えられないようなハードな課題を与えてくださいます!(笑)

1度のレッスンで大体9曲ほどの宿題。
そのうち3曲は自分でアレンジ(左手の伴奏)を考えてセットにして演奏できるようにします。
残りの6曲は楽譜から演奏します。

ただ、期待して下さっている事が伝わってきて…
今はその期待を裏切りたくない、何とか応えたいという思いです。

スコットランドの曲を演奏していますが、最近は日本人だから出来る表現・演奏がきっとあると感じるようになってきました。
今月も精一杯・後悔のない時間を過ごせるように頑張り、楽しみたいと思います!

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