2016-08-23

カトリオーナ&クリスのコンサート

今週は嬉しい事にハープウィークと呼べるくらい毎日ハープのコンサートが開催されています。

日曜日にナショナルギャラリーでのフリーコンサートでは、ハープ弾き語りのJennifer Port の演奏を聴き・・・

そして、昨日はCatriona &Chris、今日はRachelのコンサートへ行ってきました。
エジンバラでは、毎年夏にFringeフェスティバルというお祭りが開催されるのですが、イギリスハープ協会も毎年このFringeにてコンサートを出展しているようです。

昨晩のCariona(スコティッシュハープ)とChris(フィドル)の2時間に渡る演奏には圧倒されて言葉も出ませんでした・・・。

会場は教会で、初めてマイクなしで2人のコンサートを聴く事ができました。

何が驚きかと言うと、コンサートのレパートリーが毎回変わっているのはもちろん・・・

同じ曲でも、以前聞いた時のアレンジと変わっていて今できる演奏のベストを常に表現し続けている事が感じられます。

会うたびに毎回新しいテクニックが加わっていて、常にハープの可能性を追求して現状に甘んじず努力している事が分かります。

そして今回はCatriona がO’carolan のCarolan’s Concert をソロで演奏していて・・・
もうそのアレンジがどう弾いているのか分からないほと高度で、でも聴いている人にはそれを感じさせない演奏が素晴らしかったです。

演奏も音楽家としての姿勢も本当に勉強になり、毎回コンサートでは感動をいただいています。

スコットランド・アイルランドのハープ弾きにとっても彼女は憧れの存在で、コンサートには名前を知っている沢山のハーパーの姿も見られました。

実は私がスコットランドに来た理由も、Catriona の存在が大きいです。

もともと彼女の大ファンで、スコティッシュハープを始めたのもCatriona の影響。全ての原点です。

ずっと会いたいと願っており、4年前のアイルランドで初めて会う事ができて以来、ずっと追いかけてきました・・・(笑)

しつこく追いかけてくる私を見て、幸運なことに昔のCatriona 自身を思い出して下さったようで、いまは応援して下さっています・・・。

音楽だけでなく、人として尊敬している生涯の師匠です。

本当に恐縮ですが、昨日はコンサート後のパブに誘って下さいました!

ホテルの中に入っている素敵なパブへ、お二人の友人とご一緒させていただきました。

Catriona と幼稚園の頃から一緒に過ごしてきた親友の方がいらっしゃっていて、彼女もこの2人の音楽がとても好きで、いつもコンサートに物語を感じて泣いてしまう…とおっしゃっていました。

そして驚いたことに、もうCatrionaとChrisは出会って22年経つのだそうです!音楽大学で出会ったそうで、このお二方が出会ってDuoを組んで下さったことに感謝です。

憧れの遠い存在のCatriona ですが、そんな彼女にこうしてスコットランドで再会できたことが何より嬉しいです。
この原点を忘れず、また次にCatriona に会える日まで…

良い報告ができるよう頑張ろうと思います!


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